椎間板ヘルニアの原因とは?症状についても解説します!

椎間板ヘルニアと聞くと、若い世代の方は無縁の疾患だと思うのではないでしょうか。しかし実際は、椎間板ヘルニアは若年層に多いといわれる疾患です。若いからかからない疾患ではありません。誰しもがかかる可能のある椎間板ヘルニアを放置してしまうと、症状が悪化し、強い痛みがともなうこともあります。

そのような末期な症状にならないためにも、ヘルニアに関する知識と適切な治療が必要です。ここでは、椎間板ヘルニアの原因と、主な症状について解説していきます。ヘルニアでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

椎間板ヘルニアとは
人の体の神経には、運動神経と知覚神経の2つの神経があります。これらの神経を保護しているのが背骨の中の空間です。この空間の部分の神経を脊髄と呼び、手や肩に向かっていきます。脊髄を納めている骨は、頚椎と呼ばれ全部で7つあります。その各頚椎の間にあるのが椎間板です。

椎間板は、水分を含んだ、柔らかい特徴を持つ髄核とそれを取り囲む硬い組織の繊維輪からできています。老化が進むと繊維輪が弾力を失い、髄核が外に突出します。この突出した部分が、神経を圧迫することでさまざまな症状が起きるのです。この症状が椎間板ヘルニアとよばれます。

椎間板ヘルニアの原因とは
もともと親からの遺伝も関係があるといわれていますが、あなたの生活習慣次第で椎間板ヘルニアになりうる可能性もあります。椎間板ヘルニアの予備軍となる行動を日常的にあなたはしているかもしれません。日常生活での行動もこれをきっかけに見直してみることをおすすめします。では、椎間板ヘルニアになる原因とはどのようなものなのでしょうか。

姿勢が悪い
長時間同じ姿勢でいることは体に負担がかかりやすい状態です。とくにデスクワークの仕事は、姿勢が悪くなり猫背になる可能性が高くなります。また座る時は、あぐらや正座、横座りなどを長時間することは腰に負担がかかります。同じ姿勢を続けるのではなく、姿勢を変えるようにしましょう。

物を持ち上げる時や取るときの姿勢も大切です。中腰はさけましょう。その他にも前かがみや反り腰も、首や腰へのダメージがあります。正しい姿勢を意識して姿勢を改善することが重要です。

精神的要因
ストレスが加わると原因になるとも言われています。うつや精神的に不安になることなどもあてはまります。ストレスや精神的要因によって起こる症状が血行不良です。血流が悪くなることで、痛みが生じやすくなり症状を悪化させてしまいます。ストレスを溜めないことが一番です。充分な睡眠、適度な運動を心がけてリラックスして過ごすようにしましょう。

外傷
交通事故や怪我による外傷で椎間板ヘルニアになることもあります。とくに首椎間板ヘルニアは、外傷が要因となることが多いと言われています。この場合は適切な処置が必要です。決して無理をしてはいけません。医療機関の指示に従うようにしましょう。

椎間板ヘルニアの主な症状は
症状は、痛めた部位によって異なります。腰・首・座骨・顎など痛めた各部位で違う症状があり、人によっては痛みを伴わないこともあるのです。また、症状には段階があります。初期段階は、各部位に違和感がある程度です。

中期症状では、はっきりした痛みに変わり、なんらかの支障がではじめます。後期症状は、手術の治療が必要になるほど痛みが強くなります。後期症状までいくと、手術する可能性もあるため侮れません。椎間板ヘルニアの痛みの症状はいくつかあげられます。

腰の痛み
足の痛みやしびれ
筋力低下
歩行困難
座骨椎間板ヘルニアが悪化すると便秘になる
首の痛み
上記が椎間板ヘルニアになった時の症状です。腰椎間板ヘルニアの場合は、腰の痛みが主な症状です。座骨椎間板ヘルニアの場合は、足に痛みやしびれが生じ、筋力低下とともに歩行困難になることもあります。

さらに悪化すると、排せつの感覚がなくなる、便秘になるという症状が出る可能性もあります。しかし、ヘルニアになっていても、症状がなく、気がつかないこともあるのです。人それぞれ痛みの度合いは異なりますが、安易に考えるのではなく痛みが激しくなるようならば、医療機関を受診するようにしましょう。

椎間板ヘルニアは自然に治るのか
では、椎間板ヘルニアは自然に治ることはあるのでしょうか。基本的に、椎間板ヘルニアの疾患は自然に治る可能性があるものとされています。治るという定義は症状がなくなることです。

確かに一度椎間板ヘルニアと診断されれば、元通りに完全に修復することはありません。しかし、人間が本来持つ治癒力で症状を和らげる、炎症をおさえることはできます。症状がなければ、急いで手術をすることはなく、経過観察となるでしょう。一定の期間、様子を見てから今後の判断をすることとなります。

まとめ
ここでは、椎間板ヘルニアの原因と症状、自然治癒力について解説しました。症状がなく、痛みがない場合は自然治癒で様子を見るのもよいでしょう。しかし痛みを伴う場合や日常生活に支障が出る場合は適切な方法で治療する必要があります。「よこすか整骨院」では、痛みや症状の解消を目的とした施術を行っています。椎間板ヘルニアの症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


横須賀市の整体『よこすか整骨院』
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