年齢が高くなると、歳のせいで痛いから・・・とか、
変形しているからしかたない・・・
と、言われたことありますよね?
確かに「ここの骨が潰れているから」と言われれば、なら仕方ないと思ってしまいますよね。
ですが、だいたいの痛みは改善しますよ。
「えっ!!本当!!」
と言われますが、実際に良くなる方は多いです。
全て良くなるとはいいませんが、格段に良くなります!!
今回は、その基準をお話します。
さっきの話ですが、腰や膝の「膝の骨が潰れてる。」「骨同士が当たっているから痛いんですよ。」って、説明がよくあります。
私も昔は、その説明をしていました。
今思うと恥ずかしい限りです。
確かに骨はすり減り、軟骨はなくなり、レントゲンや動きを診る限り痛いんだろうと思います。
ですが、
・今日は調子が良いな
・今日は痛くないな
・今は大丈夫
・何日間は大丈夫だった
など、こういうことってなかったですか?
だいたいの方はあると思います。
そしたら、その時は骨は当たってなかったのでしょうか?
骨はすり減ってなかったのでしょうか?
こんな疑問がでてきます。
答えは、痛くない時も骨は当たっていたし、軟骨はすり減ったままですよね?
今軟骨が増えたからとか、骨が回復したからって、思う人はいないと思います。
じゃあ、なぜ楽だったのでしょうか?
ここにヒントがあるように感じています。
昨日は楽だったのに、今日は痛いのなら、昨日の状態と今日の状態とを比較して、昨日の状態に近づけてあげればよくなると思いませんか?
実際に今日は痛くないって日に、レントゲンを撮っても骨は潰れたままなんです。
そのため、筋肉の状態や、関節の動き(スムーズさ)を改善すればよいだけに感じます。
炎症が起きてしまっているなら、それを改善すれば良いと思っています。
骨が増えたり、軟骨が回復することは見込めませんが、痛みの改善だけは見込めるということです。
そもそもなぜ軟骨がそんなにすり減ってしまったのか、骨が変形してしまったのかを考える必要はありますが・・・
特定の場所の骨や軟骨がすり減るということは、その部分に持続的に負担をかけているということです。
それも、何年間も毎日です。
その結果が過度の変形であり、すり減りです。
そのため、痛みの改善と共に、そこ部分に負担をかけている状況を変えなければいけません。
歩き方が悪いなら改善しないといけないし、立ち方や座り方もしかりです。
また、同じ格好が長時間続くようなことがあるなら、それも改善しないといけません。
そうして、患部の負担を少しでも減らしていかないと、またすぐに痛くなってしまいます。
長年の癖というものは簡単に治るものではありませんが、すこしずつ治していく努力は必要です。
その結果、負担が分散して、痛みとの関係が切れていきます。
・どうせ変形しているから
・どうせ歳だから
という呪縛はそろそろ解消していかないと、いけないと思います。
歳をとっても痛くない人はたくさんいらっしゃいますし、変形していても痛くない方もたくさんいます。
骨だけ見てすべてを判断するのではなく、他の要因もあるんだなってことを知って頂きたいです。
そんな痛みがない時間なんてない。っていう方は、改善するのに時間も、手術などの処置も考えないといけないかもしれませんが、痛いときって、痛いことしか考えられないことも多々あります。
よくよくお話を聞いていくと、痛くない時間があったりするので、まずは相談してみてください。