弱い肌(アトピー性皮膚炎など)

かゆみは、弱い肌の方に感じやすく、敏感な状態にあるため、つねにかゆみを感じやすくなってしまいます。「弱い肌」には、2つのタイプがあります。

2つのタイプとは、「敏感肌」と「デリケート肌」です。

 敏感肌は、乾いているためにかゆみを感じやすくなった乾燥肌です。カサカサしていたり、荒れている状態なので、保湿が必要になります。

 それに対して、デリケート肌は、かぶれやすい為にかゆみに敏感になった肌です。化粧水がしみたり、ヒゲを剃るとカミソリ負けをするというように刺激に弱い状態になっています。そのため、保湿をする際にもかぶれない方法を選ぶことが大切になってきます。

 かゆみにとって1番の敵と言えるものは、乾燥です。

 皮膚の構造は、内側から「皮下組織」「真皮」「表皮」というようになっています。皮下組織は、主に脂肪細胞からなり、比較的太い血管や神経が走っています。真皮は、皮膚の本体ともいうべき厚い繊維性の組織です。汗腺や皮脂腺、免疫細胞などが存在しています。表皮は一番外側にある薄い組織です。肌を乾燥や紫外線から守り潤いを保つバリアの役割となっています。特に表皮はさらに細かく分類する事ができ、内側から「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」となっていて、「皮脂膜」によって覆われています。バリアの中で重要な役割を担っているのが、外側にある二つの「角質層」と「皮脂膜」です。水分の蒸散を防いで潤いを保つ事や、細菌やほこり、アレルゲンという刺激物をはねのけてくれます。しかし、皮脂膜は簡単に洗い流されていしまいます。そのため、角質層が乾きやすい状態になり皮膚から水分が蒸散しカサカサの乾燥肌になってしまいます。

 かゆみは痛みと同じくらい人生を左右することがあります。特にアトピー性皮膚炎の方は、強いかゆみに襲われている方が多いです。その他のかゆみの分類に、皮膚や粘膜に湿疹や蕁麻疹などの炎症があってかゆくなる「末梢性のかゆみ」と腎不全や糖尿病、肝障害になどに見られる「中枢性のかゆみ」の2種類があります。

アトピー性皮膚炎がつらい症状なのは、末梢性のかゆみと中枢性のかゆみの両方が起きる為です。かゆみが辛い理由の一つに、かけばかくほどかゆくなることがあげられます。そのため、肌が荒れてしまい、重症化してしまうこともしばしばあります。肌に刺激が加わると、マスト細胞というものが、ヒスタミンという物質を放出してかゆみが生まれます。皮膚をかくとマスト細胞がヒスタミンを大量に放出し、かゆみがまします。また、皮膚をかくと、痛みが生じます。脳はその痛みを和らげようと、痛みを和らげようとする作用をもつセロトミンという物質を放出します。このセロトミンという物質もかゆみを生じさせる作用があるので、さらにかゆみが強くなります。かゆくなり、かきむしることで、肌が傷つきます。そして、症状が悪化し、かゆみが増幅し、またかきむしってしまうという悪循環になってしまいます。この悪循環を「イッチ・スクラッチサイクル」と言います。

 アトピー性皮膚炎の患者さんが感じるかゆみは、日中と夜で感じ方が異なるのが大半です。日中は弱いかゆみがだらだらと続き、夜に強烈なかゆみが襲ってくることが多いです。これには、自律神経が深く関係しています。自律神経は、緊張したり興奮したりするときに優位になる交感神経と、リラックスしている時や寝ている時に優位になる副交感神経があります。日中は家事や仕事などに集中するので、交感神経が活発に働きます。交感神経はかゆみを抑制するので、日中は弱い痛みがだらだらと続きます。一方夜になってリラックスすると副交感神経が優位になります。副交感神経は免疫細胞を活性化させるので、免疫の過剰な働きによってアレルギー反応が出やすくなります。そのため、夜は強烈な痛みに襲われるのです。そのため、日中は意識すれば皮膚をかき壊さないようにする事が出来ます。しかし、夜はリラックスしているため、無意識にかきむしってしまいます。眠っている間にもかいてしまうので、皮膚を傷つけてしまいます。そのため、アトピー性皮膚炎の治療には、夜のかゆみを乗り越えることが重要です。

 喘息や、アレルギーも同様にリラックスしている時(副交感神経が優位な時)に症状が悪化します。

当院では、アトピー性皮膚炎の改善に役立つ2つの治療法があります。「腸マッサージ」と「ゴットクリーナー・ゴールド」というものです。一つ目の腸マッサージは、まずアトピー性皮膚炎や、肌が弱い方、肌荒れしている方のほとんどが、腸の状態が悪いです。便秘や下痢また、消化不良であったりと腸の活動が低下している場合が多いです。そこで、腸をマッサージすることにより、腸内の活動を促します。腸が活発に活動することで、アトピー性皮膚炎の症状や、乾燥肌の改善にも繋がります。もう一つは、ゴットクリーナー・ゴールドは、足湯のデトックスです。足湯のようにつけて足をつけているだけで、体内にある有害貴金属や化学物質が排出されます。体内に微弱電流をながすことで、体の汚れが足の裏から排出されます。このゴットクリーナーもアトピー性皮膚炎の改善に役立つとされます。是非一度ご相談下さい。


横須賀市の整体『よこすか整骨院』
腰痛肩こり改善の実績多数

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