低体温を防ぐとコロナを始め、風邪やウイルスに抵抗力が上がります

 近年では、平熱が35度台から36度台前半という方が増えています。このような方は、「低体温」です。理想の平熱は、36.5~37.1度です。少し高いようにも感じますが、平熱がこのくらいの体温である事が、体のにとって1番良い状態と言えます。体温が1度下がると免疫力は30%下がるとされています。そのため、低体温の方は、風邪になりやすいだけでなく、風邪が治りにくいということです。また、風邪になりやすく、治りにくいということは、自分の体内で発生する異常細胞を見張る力が弱いという事なので、それだけガンになりやすいという事にもなります。現代の日本では、2人に1人がガンにかかり、3人に1人がガンで亡くなっています。その背景には、日本人の低体温化があることは間違いありません。体温を恒常的に高い状態に保つことは、健康に近づく一歩になります。

コロナウイルスを始め、インフルエンザやアデノウイルス・エンテロウイルス・コクサッキーウイルス(夏風邪の原因)などウイルスの抵抗性をあげることにもなります。

また、近年膀胱炎が多くなってきていますが、膀胱炎は、低体温と深く関係しています。膀胱炎は特に低体温の女性に多くなっています。女性は尿道が男性より短いのでそもそも膀胱炎になりやすいのです。低体温だと雑菌が繁殖しやすいですが、外陰部ではそれが顕著です。近年では、このような乾燥性の疾患を訴える人が、低年齢化してきています。膀胱炎の他にも、近年若い人たちによく見られるのが、カンジタ症です。これも低体温が大きな原因になります。カンジタ菌は雑菌とは違い、常在菌なので、私たちの体に常に存在しています。そのため、健康な人は、免疫システムが過度な繁殖を抑えてくれるので。カンジタ菌がいるからといって、炎症を起こすことはありません。しかし、低体温の人は、免疫システムが低下しているので、乾燥と免疫力の低下によって増殖してしまいます。ただ体温が低いだけと侮っていると、様々な病気にかかってしまう可能性があります。

なぜ、低体温だと腺組織の機能低下が起こるのかというと、自律神経の一つである交感神経の過緊張に原因があります。

自律神経は、交感神経と副交感神経の二つでバランスを取っていますが、交感神経が過剰に緊張しても、副交感神経が過剰に緊張してもバランスが崩れてしまいます。現代人の場合、体調不良や、低体温の原因はほとんど交感神経の過緊張が原因です。低体温は、自律神経のバランスの乱れを知らせるアラームのようなものです。多くの人は、風邪を引いた時などの病気になったときしか体温を計りませんが、健康な時ほど体温を計っておくことが大切です。

先ほど説明しましたが、自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分ける事ができ、この2つは相反する役割を担っています。例えば、血圧は交感神経が優位になっていると高くなり、副交感神経は優位になっていると低くなります。血圧が上がるという事は、血管が委縮(収縮)するという事なので、血流は悪くなります。血流が悪くなると体温は下がり、反対に血流が良くなると体温は上がります。

睡眠不足や過労等の身体的ストレス、人間関係や仕事のプレッシャーなどの精神的ストレス、さらに薬剤性ストレスによって、交感神経は過緊張してしまいます。交感神経が過剰に緊張すると免疫を担う白血球内の顆粒球が増加します。

この顆粒球は細菌に対抗する免疫細胞ですが、増えすぎると血液をドロドロにしてしまいます。このドロドロ血液は、血行を悪化させ低体温を作り出します。つまり、低体温の人は交感神経が過緊張になっている可能性が高いのです。

この状態が続けば腺組織の機能低下として近年増加している、「ドライアイ」や「ドライマウス」になってしまうこともあります。

ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少して口の中が乾くという疾患です。

口の中が乾くと、口腔内の粘膜が傷つきやすくなるため、物が食べにくくなったり、舌にヒリヒリとた痛みを感じるようになります。さらに、乾燥が進んでくるとしゃべりにくくなったり、虫歯や歯肉炎などの口内トラブルなどが起きやすくなります。

また、ドライアイも同じように、本来は常に潤っているべき粘膜が、分泌液不足によって乾燥してしまう事によって起こります。目を潤す涙は「涙腺」、唾液は「唾液腺」から分泌します。ドライアイの人がドライマウスを併発してしまうのは、分泌液を出す腺組織の機能が低下していることが上げられます。この腺組織の機能が低下すると、粘膜が傷つくだけでなく雑菌に排泄が上手くできなくなってしまいます。その結果、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。

低体温になると、様々な疾患が連鎖的に増えていく可能性があります。

まず、ご自身の体を強く丈夫にするために、体温を上げていく努力をしていくべきです。

当院では、「腸マッサージ」と「ゴットクリーナー・ゴールド」という治療法があります。これは、どちらも低体温の解消や、免疫力や基礎代謝が上がったりする効果が望めます。腸マッサージは、腸の活動を活発にすることで基礎代謝を上げることや免疫力をあげることができ、低体温の改善に役立ちます。ゴットクリーナー・ゴールドも足湯のように足をつけているだけで、体内の老廃物を排出することができ、腸マッサージと同様の効果が期待できます。

また、食事の指導もしていますので、食生活を通して体温上昇を行いたい方も是非一度ご相談下さい。


横須賀市の整体『よこすか整骨院』
腰痛肩こり改善の実績多数