足首の捻挫・寝違え・ぎっくり腰をしてしまいました。温めるのと冷やすのどっちが良い?
急激に痛みが出た時は、なるべく冷やすように指導しています。できれば氷で冷やすのをお勧めします。
温めた方がよいという論文などもありますが、やはり無難なのは冷やす方だと思います。
症状により、適切に行った方が良いので、来院された時に指導はさせて頂いています。
Q.親や兄弟が腰痛もちだけど遺伝するの?
腰痛は遺伝しません。
腰痛の親と姿勢が似ていたり、同じような生活をしていると、
腰に過度に負担をかけている場合が多く、そのせいで腰痛になってしまいます。
大事なことは、体の使い方を見直さないといけないということです。
Q.一度ぎっくり腰になると繰り返しやすくなるの?
よくぎっくり腰は癖になるということを聞きますが、
本当は関係ありません。癖にもなりません。
腰痛になりやすい体質などもありません。
簡単に言うと、腰に負担がかかりすぎれば誰でもぎっくり腰になります。
そして、負担が減った生活ができればぎっくり腰になることもないのです。
負担を減らす努力と、負担を担える体づくりをすることが肝要です。
Q.痛いときは自分で揉んでいいの?
なるべく痛い場所は揉まないほうが良いです。擦る程度にして下さい。
当院でも痛いところはあまり揉んだりしません。
良くなることもありますが、悪くなることの方が多いためです。
Q.昨日までは痛くなかったのに朝起きると腰が痛くて…
朝起きると痛いとか、寝ると痛くなるなどの場合、枕や布団等の寝具が原因の場合が多いです。どのような物で寝ているのか等ををお聞きして指導しています。
Q.普段からストレッチはした方が良い?
痛くならないように、予防とするならばストレッチはとても効果的です。
なので、積極的に行って頂ければと思います。
ですが、痛くなってからだとやり方によっては悪化する場合もあるので、控えて頂いています。
Q.運動をあまりしていないせいで腰痛?筋力トレーニングした方が良い?
運動の目的によりますが、運動しなかったから腰痛になるというようなことはほとんど考えられません。
どちらかと言えば、運動のやりすぎや、運動の内容によって腰痛になる方の方が多いです。
無理な運動や腹筋運動をすれば腰痛が良くなるなどの指導は、当院ではしていません。
Q.便秘気味だけど腰痛と関係してる?
関係してきます。必ずしも便秘だと腰痛になるわけではないですが、便秘と腰痛をずっと抱えている方などは関係している可能性は大きいです。
便秘から腰痛という場合は、便秘改善のアドバイスや方法をしていきますのでご相談頂ければと思います。
Q.痛いところに湿布を貼ったほうがいいの?それとも温めたほうがいいの?
ズキズキ痛かったり、急激に痛くなったものは湿布の方が無難です。
重たい痛みとか、痛くなってからしばらく経ったものは一度温めてみて、症状を確認した方が良いと思います。
どちらにしても、行った際に「楽だ。」という感覚を大切にして下さい。
Q.姿勢が悪いと腰痛・肩こりになるの?
普通の生活を送っている方の中で起きる腰痛のほとんどの原因は、同じ姿勢を長時間取り続ける事が一番の原因となっているのです。(こうした行為を、運動不足と言ってしまったら、世の中の人は全て運動不足になってしまいます。)
通常は15〜30分おきに姿勢を変え、少し軽い体操をゆっくりと慎重に行えば十分に腰痛を未然に防ぐことができるのです。
一番危険なのは、同じ姿勢を長時間取り続けるような作業をしていた後に、突然次の動作に移ったり、激しい運動をしますと腰痛になる可能性が一気に跳ね上がる事は確かです。関節の機能異常を非常に起こしやすくなるからです。
正しいとされる姿勢を取っている方が、痛みが出るまでの時間が遅くなるだけ、そして悪い姿勢の方が早く痛くなるだけのことなのです。遅いか早いかの違いだけであって結果は同じなのです。
その方にとって痛みの出ない正しい姿勢があるのです。にもかかわらず、その方に向かって「姿勢が悪いから腰痛になるのです。背骨をきちんとまっすぐに伸ばしなさい。」などと指導したらどういう事になるのでしょうか。
結果は言うまでもありません。腰痛をもっと悪化させるのが関の山です。ましてや、骨粗しょう症や脊椎カリエスなどを患い、背骨が曲がってしまっている方にまでもそういった指導が出来るのでしょうか。現実には、既に健康指導そのものに矛盾が生じているのです。
こうした誤解や迷信が未だにあるのは、腰痛や肩こりになる本当の物理的な原因が広く世間に知られていないからだと思うのです。
たとえ、見た目もが歪んだり、曲がったりしていても関節内における関節の正常な動きが損なわれていない限り痛みは出ないのです。